ゲーム・メーカー 池上司

自衛隊の掃海隊群にフォーカスを当てた物語。 戦後の機雷除去や湾岸戦争でペルシャ湾の掃海を経て現在に至るまでずっと実戦を行ってきた部隊。

海上自衛隊の艦艇の一般公開で掃海艇を見学したこともあったけど、掃海作業がこんなにも危険と隣り合わせだとは考えた事も無かった。 少し考えれば当たり前のことで、巨大な艦船に対する武器であるのでその威力は大きい。 掃海作業では可能であれば遠隔操作できる道具を使って機雷を無力化するが、全てが上手くいくわけではなく最終手段としてEODと呼ばれる水中爆発物処理のスペシャリストを投入する。 作中ではEOD隊員が水中でトラップを避けつつ機雷の無効化する作業シーンは最も緊張感が高まる。

欲を言えば、もっと敷設側と掃海側の駆け引きが見たかった。